びわについて

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びわは古来より、様々な治療に用いられてきました。

びわには古来より、枝・葉・根・茎・種すべてによい成分が含まれ、飲用として飲んでもよく、粉末・錠剤・塗布・香を嗅ぐ、体に触るなどすれば、体を健康にするといわれています。

びわはバラ科に属する植物で、びわの葉の成分は、ぶどう糖・ショ糖・加糖・マルトース・でん粉・デキストリン・酒石酸・クエン酸・リンゴ酸・アミグダリン・タンニン酸となっており、サポニンも含まれていると記されているものもあります。びわの種子は「天神」と呼ばれました。

この天神という言葉は今でも残っていて、梅の種子などを「天神さま」と呼ぶのは、健康にすぐれたびわの種子をそう呼んだことから起こったものともいわれています。

びわに古来よりあった様々な治療

栄養たっぷりのびわ果実

ビワは、種ばかり?

日本食品標準成分表によると、ビワの可食部は67%。ほかの果実では、伊予柑、八朔が60%、スイカ60%、みかん75%、バナナ62%。これから考えるとバナナより食べるところが多い果実です。

ビワ1キログラムを果肉と皮と種に分けると、果肉680g、皮170g、種150gという結果も出ています。ビワの種は果実重量の15%しかありません。以外とビワの種は少ないということになります。

ビワは、種ばかり?

びわの実の栄養成分(可食部100g当たりの数値)

ビワには、糖質(炭水化物-食物繊維)が多く含まれています。またミネラル分もカリウム、マグネシウムなども含み、更にビタミンとしてビタミンA、B1、B2、C、ナイアシン、有機酸としてクエン酸、りんご酸が含まれています。特に、カロチンの含有量が果物の中でも多いほうです。

びわの実の栄養成分
成分名単位
廃棄率30.0%
エネルギー40kcal
167kJ
水分88.6g
たんぱく質0.3g
脂質0.1g
炭水化物10.6g
灰分0.4g
無機質ナトリウム1mg
カリウム160mg
カルシウム13mg
マグネシウム14mg
リン9mg
0.1mg
亜鉛0.2mg
0.04mg
マンガン0.27mg
成分名単位
ビタミンAカロテン810mcg
レチノール当量140mcg
E0.2mg
B10.02mg
B20.03mg
ナイアシン0.2mg
B60.06mg
葉酸9mcg
パントテン酸0.22mg
C5mg
食物繊維水溶性0.4g
不溶性1.2g
総量1.6g
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びわの葉について

びわの葉

びわ葉とは、バラ科のびわ (Eriobotrya japonica Lindl)の葉をいいます。葉の形が楽器の琵琶に似ていることから、枇杷と呼ばれるようになったとされています。びわ葉が薬草として始めて記載されたのは、「名医別録」の中品です。名医別録は、成立年代がはっきりし ませんが、紀元3,4世紀と推定され、著者も不詳です。

本草綱目の著者李時珍は、「胃を和し、気を下し、熱を清し、熱毒を解し、脚気を養ずる」と述べているとしています。最近の中薬辞典などでは、その薬効を、清肺化痰、降気和胃としています。臨床応用としては、肺の感染症による熱と咳を鎮め、喀血や衄血(鼻血)を治し、嘔吐や吃逆(しゃっくり)を抑え、また夏場の食欲不振を解消するとされています。

本邦で用いられている医療用漢方製剤の中でびわ葉が含まれているのは、辛夷清肺湯があります。その外医宗金鑑にある枇把清肺飲、本邦で作られた枇把葉飲などにも、びわ葉が含まれています。


びわ葉に含まれる成分

びわ葉に含まれる成分には、トリテルペノイド(ursolic acid,oleanolic acid)、 amygdalin,ビタミンB1、タンニンなどがあります。 Amygdalinが特徴的な成分で、その化水分解物に鎮咳作用と呼吸中枢の興奮作用があります 。

びわ葉の煎液にはブドウ球菌の抑制作用が認められ、anmygdalinの水解産物には、胃腸管で酵母菌を抑制することから発酵作用が抑えられます。

びわの葉2

【びわ葉成分】
精油、サポニン、ビタミンB17(青酸配糖体アミグダリン)、ブドウ糖、クエン酸、タンニン糖質、エムルシン などです。
【精油成分】
ネロリドール、ファルネソール、ピネリン、リナロール、ゲラニオール、トリテルペン類としてマスリニック酸、ウルソール酸、オレアニン酸が含まれています。

薬理作用

ビワの葉の成分であるマスリニック酸は、ネズミに人工的に起こした炎症を鎮める作用があり、炎症時に遊離されるヒスタミンの活性を抑えることが報告されています。嘔吐を抑制する成分はネロリドールであることが解明されています。また、アミグダリンは、青酸配糖体としてビワの葉に含まれており、これが、加水分離することにより、ベンツアルデビドと青酸が生成し、その青酸が気管支に作用して、咳を鎮める方向に働きます。アミグダリンは青梅、桃仁、杏仁にも含まれており、バラ科の植物に比較的多く含まれる成分で、ビワの葉に特有の成分ではありません。また、黄色ブドウ球菌に対して抗菌作用を示すことが報告されています。
中国では、慢性気管支炎の治療に枇杷葉を用いており、167人の治療例があり、咳を止める作用は強いが、痰をとる作用は弱いとしています。

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民間療法としてのビワ

ビワは中国で果実や葉などの利用を目的に栽培された果樹の中で古い歴史を持つものの一つです。

ビワの葉療法の歴史

ビワの葉療法の歴史

お釈迦様の経典のひとつ「大般涅槃経」(だいはつねはんきょう)の中で、「大薬王樹、枝、葉、根、茎ともに大薬あり、病者葉は香をかぎ、手に触れ、舌で舐めて、ことごとく諸苦を治す」と記されています。また、ビワの木を「大薬王樹」、ビワの葉は「無憂扇」と呼ばれ、大変優れた薬効があると伝えられています。
栽培については、「中国果樹分類学」(1979年・徳浚著)によると、西暦1世紀に書かれた中国の「西京雑記」にビワの記述があり、遅くとも後漢(25~220年)の時代には栽培されていたと記述されています。

また、中国の明の時代(1366~1644)に発行された「本草綱目」(1956年、李時珍著)の中で、ビワの葉の効能を次のように述べています。「胃を和し、気を下し、熱を清し、暑毒を解し、脚気を療ず」つまり、胃腸を整え、気を落ち着かせ、熱を下げ、暑気あたりのような状態をおさめ、脚気を治すということです。その他、鼻血の止まらないときとか、酒の飲みすぎで鼻が赤くなったもの、吐き気などにも用いることが記載されています。漢方薬とは別に、江戸時代に日本で創作されたビワの処方があり、これを枇巴葉湯といいます。詳しく調べると中国の明時代の変法とう説もありますが、漢方処方には枇巴葉湯はなく、「和漢三才図会」では寺島良安も和法であると述べています。この処方は、ビワの葉と甘草、桂皮、木香など7種の生薬で構成されており(薬草の種類は出典の文献によって異なります)、主に暑気あたりや、胃腸病に用いられていたようです。


日本に伝えたのは

禅文化研究所の文献によれば、ビワの葉療法は鑑真和尚(唐招提寺建立)が中国から日本に伝えられたとされています。特に、時の天皇である聖武天皇の后の光明皇后が730年に「施薬院」(今の病院)を創設し、そこでビワの葉療法が行われていたとあります。一般には、お寺の僧侶が寺の境内にビワの木を植えて檀家の人々や村人にビワの葉療法を行い、病人を救ってきました。しかし、一般には「ビワの木を庭に植えると病人が絶えない」とか「縁起が悪いのでビワの木を庭に植えてはならない」という迷信がありました。

迷信の理由

※その昔、薬など一般的でない時代に、病気になると病気が治るようにと神様や仏様に願い事をし、そのときに特別なものとして渡されたのが、ビワの葉や種だったようです。その理由は、薬効成分があり、万病に効くのを知っていてのことでしょう。それで病気が治れば、評判になる。一般の家庭でビワを植えられてしまうとありがたみがなくなるので、ビワは縁起でもない樹木であるとしたのだろうということも言われています。

※ビワは栄養が豊富だから、食べ過ぎると害が出る
ビワの木がある家にビワに薬効があることを知った病人が、葉や種をもらいにたくさん押しかけた事実を、病気がやって来ると誤解して生まれたものと思われます。

※埼玉県八潮市には、枇杷の予兆として「枇杷が花を沢山付けると豊作」というのが伝承されています。 しかし、おなじ八潮市内でも興味深いことに、屋敷に植えてはいけない理由として『枇杷の実が性器に似ていて種がとれて子供ができなくなる』『後継者ができない』とも伝承されています。
伝承の多くは病気に対する畏怖した事が多く聞かれています。

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びわの葉療法のいろいろ

1.ビワの葉を直接患部に貼る方法

古来からわが国に胃伝えられた療法は、おそらく生のビワの葉で体の痛いところをなでたり、患部に貼っておいたことと思われます。ビワの葉は色の濃い古い葉を使用します。これを患部にあてて貼っておくと、体温によりビワの葉が温められて薬効成分が少しずつ皮膚から浸透し、痛みや腫れがとれたりします。例えば、捻挫や末期がんの痛みに奏効したという事例があります。体温で葉がすぐパリパリになるので、葉の上にラップや油紙を貼っておくとより効果的だそうです。

2.金地院療法(ビワの葉をあぶって撫でる方法)

臨済宗の寺、金地院(こんちいん:静岡県引佐郡細江町)で大正時代の中ごろから第2次世界大戦のころにかけて河野大圭(こうのたいけい)師が行った療法で、これにより難病に苦しむ20万人以上の人々が救われたといわれています。

3.ビワの葉温灸(ビワの葉に棒もぐさを使う方法)

ビワの葉に棒もぐさを使用する温灸法で、一般に大変よく普及しています。栃木県真岡市の長蓮寺が発祥の地と言われています。

4.ビワの葉エキスの温灸(もぐさ式温灸器)

特殊な器具の先端部にビワの葉エキスをしみこませ棒もぐさを使って行います。

5.遠赤外線式音圧器

遠赤外線の熱でビワの葉エキスを蒸気化して皮膚から浸透させます。

6.枇巴葉湯(びわようとう:ビワの葉茶)

ビワの葉を煎じて飲む方法です。ビワの葉に肉桂(にっけい)、霍香(かっこう)、莪述(がじゅつ)、呉茱萸(ごしゅゆ)、木香(もっこう)、甘草(かんぞう)の7品目を同量混ぜ合わせて、煎じて作ったものです。 江戸時代、京都の町のあちこちに、夏の夕涼みの床机が見られるようになると、決まって「京都烏丸のビワ葉湯はいらんか-」と物売りの声が聞かれたそうです。昔から夏負けや暑気あたり、食中毒や大腸カタルの予防の保健薬として愛飲されていました。胃腸の弱い人、咳・痰きり、慢性気管支炎などによいとされ、尿の出が悪くむくみのある場合には利尿作用を発揮すると言われています。また、濃く煮出した煎じ汁は切り傷、虫刺され、アトピー性皮膚炎、かぶれ、やけど、日焼けによいとされます。

7.ビワの葉風呂

ビワの葉を煮出し、煮出し湯をその葉と一緒に風呂に入れます。

8.ビワの種

利用価値が見直されつつあるびわの種は、枇杷核として薬用に用いられています。3~6グラムを水で煎じて用い、炒って食用にしてはならないとされています。薬効は、疏肝利気、化痰鎮咳で、咳を鎮め、水腫を治し、疝気を治すとされています。また瘰癧には、枇杷核を綱かく砕いて、酒に混ぜて張ると良いとされています。

9.ビワ化粧水

ビワの葉を使った化粧水も市販されています。

★びわ葉[びわよう]

「名医別録」の中品に収載 [起源]バラ科のビワの葉 [薬理作用]抗炎症作用 [用途] 鎮咳,去痰,利尿,健胃,鎮咳薬として久しい咳,暑気あたり,浮腫などに用いる.ま た,民間的に皮膚円やあせもに葉を煎じた汁で湿布する.浴用剤としても用いられる.  葉は、「枇杷葉」と称し肺に熱があるときの咳を止め、咽の渇きを除く効果があります。
乾燥させた葉をお茶のように飲むとよいでしょう。皮膚炎には煎じた汁で湿布します。

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商品紹介

ビワミン

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